「The Thrill of the Fight」リアルなボクシングが楽しめる本格ボクシングVRゲーム!

総評価:
酔いにくさ:
リアル感:

steam価格:980円(税込)[DL版のみ]
対応VR機器:HTC Vive、Oculus Rift
発売日:2016年07月01日
発売元:Ian Fitz

VR専用

 

まずはこのボクシングVRゲームのプレイ動画をご覧ください!

紹介元:Node様

The Thrill of the Fight – VR BoxingってどんなVRゲーム?

 

The Thrill of the Fight – VR Boxingは、VRコントローラーを使うことで

自分が本物のプロボクサーになったかのような気分が味わえるボクシングゲームです。

 

操作方法は単純明快で、自分がパンチをすれば画面の中にいる自分もパンチを繰り出します。

ジャブやアッパーと言った様々な種類のパンチを使いこなすことで、

ボクシングの試合を勝ち抜いていきましょう。

 

もちろん動かせるのは腕だけではありません。

身体全体を使って相手の攻撃を避けたり、低姿勢を維持したりと

実際の試合で出来る動きはほぼ全て実現可能なので、

自分が思い描いた通りの試合をこなせますよ。

 

慣れてくれば某ボクシング漫画でお馴染みのデンプシーロールのようなことまで出来てしまう程です。

 

一方的に殴るだけではなく、当然相手も反撃をしてきます。

攻撃を食らう度に本当に重い一撃を食らったかのような衝撃を受けるため、

何度も連続で攻撃を食らうと頭が疲れてしまうでしょう

 

強力な相手とは連続で戦うことはせずに

適度に休憩を挟みながら挑んでみてください。

 

RPGとは違う、実際に立って自分が戦うという臨場感

 

実際に自分の身体を動かしてボクシングの試合のスリルを楽しめるのがこのVRゲームの特徴です。

タイトルも戦いのリアルと銘打ってありますからね。

 

ギリギリで相手の攻撃を避けてカウンターを食らわせていく様子や、

相手の強固なガードをいかにして崩すかを考えたりするのは、確かに臨場感満載です。

 

また、大きな特徴としてはダメージが自分の身体に蓄積されていく、というものがあります。

 

多くのゲームにおいて、キャラクターはHPが満タンの時とHPが残り僅かの時で

挙動に変化は見られません。

 

あと一撃で死んでしまうにも関わらず、ピンピンしている時と同じ戦い方が可能なのです。

 

しかし本作は違います。

試合の中で殴り、殴られて蓄積したダメージは誤魔化しようもなく

自分の身体に刻まれていくのです。

 

相手の攻撃を受け続ければ少しずつ視界が狭まっていきますし、

ボンヤリしていきます。そして最終的には対戦相手が見えなくなり、

ゲームオーバーです。

 

残り体力と連動して視覚が機能しなくなる様子はまさにボクシングの臨場感を表しており、

もうほとんど何も見えない状況で見事逆転勝ちした時の快感は中々のものでしょう。

まさしくタイトル通りのThrill of the Fightですね。

 

個性豊かなボクサー達と戦おう

 

体重計に乗って計測を終え、選手写真を撮ると試合開始です。

掲示板に今現在試合可能な選手の一覧が表示されるので、

1人を選んで試合を始めましょう。

 

(この時、ボクシングレッスンという項目を選ぶとコーチと戦えます。

ろくに反撃もしてこない人間の形をしたサンドバッグのようなもので、

いわゆるチュートリアルモードになっています)

 

 

試合可能なボクサーの数は多く、1人1人が得意な戦術を持っています。

手が長いためリーチに長ける相手や、ガードが固くて中々致命的な一撃を与えられない持久戦型など、

それぞれのボクシングスタイルがあるため、

相手の得意な動きを見切って攻略していきましょう。

 

アップデートによって対戦相手の追加なども計画されているそうなので、

楽しみに待っていてください。

 

長時間プレイには注意が必要

 

本作は臨場感もあって非常に楽しめるVRゲームではあるのですが、

残念ながら長時間のプレイはあまりオススメ出来ません。

 

それは実際に上半身を巧みに使ってプレイするVRゲームだから疲れてしまうというのもありますが、

長々と遊んでいると自分の動きとゲーム内の動きに

少しずつ違和感が生じてきてしまうためです。

 

敵を攻撃しようと自分が腕を伸ばすと、ゲーム内の自分も腕を伸ばします。

そこで相手の身体に腕が当たったらそこでゲームの腕の動きは止まるのですが、

現実の自分の腕は相手がいないのでゲーム内の自分よりも腕が伸びきるでしょう。

 

その差によって、少しずつ操作感がズレていってしまうのです。

ジャブのように攻撃直後すぐに腕を引き戻すアクションであればまだしも、

あまりボクシング慣れしていない人が「とりあえずパンチをしよう」

腕を突き出してみると少しずつこの違和感を覚えていくことになるでしょう。

 

また、対戦相手に殴られて視界がボヤけていくと、目が疲れやすくなります。

狭まった、ボンヤリした画面の中で長時間のプレイは疲労感が強いため、

長時間のプレイには向きません。

 

何試合もこなしていく内に上半身も疲れてくると思うので、

必ず適度に休憩を挟んでください。

 

実際にプロボクサーの気分が味わえるVRゲーム、

The Thrill of the Fight – VR Boxingはいかがでしたでしょうか。

 

 

単純にボタンを押して攻撃するだけのボクシングゲームとは違い、

実際に自分の腕で敵を攻撃するという臨場感のあるボクシングゲームですので、

ボクシングが好きな方には間違いなく楽しめる作品です。

 

プレイ中は腕に限らず大きく上半身を活用することになるため、

ダイエット効果も望めますよ。