「Airtone」日本のスタジオ発の国産VRリズムゲーム!VRゲームで音ゲーを楽しめます!

総評価:
酔いにくさ:
爽快感:

steam価格:2,980円(税込)[DL版のみ]
対応VR機器:HTC Vive、Oculus Rift
発売日:2017年06月08日
発売元:AMG GAMES

VR対応

 

まずはこのおすすめVRゲームの公式トレーラーをご覧ください!

 

音ゲーの時代だからこそ生まれたVRゲーム

 

かつてゲームセンターは様々なゲームで賑わい、

ビデオゲームをメインとしてアクション、パズル、格闘、スポーツなんでもござれという状況でした。

 

ですが現代ではすっかりそうしたビデオゲームはなりを潜め、

音ゲーと呼ばれる音楽ゲームがメインの様相を呈しています。

 

続々と開発される独自デバイスの音楽ゲーム筐体を見るにつれ、

その盛り上がりには勢いを感じさせるほどです。

 

楽曲も豊富で若いクリエイターたちも奮闘しています。

そんな時代に生まれたゲーム、それが『Airtone』です。

そしてこのゲームを開発したゲームスタジオにはある特徴があります。

 

学生がメインのゲームスタジオ

 

『Airtone』を開発したゲームスタジオ「AMG Games」は

あらゆるメディアで活躍する人材を育成する

アミューズメントメディア総合学院が運営しているスタジオなのです。

 

パートナー企業やOB・OGが政策パートナーとなり、

学院の生徒がゲーム開発に参加しつつ『Airtone』は作られました。

 

こうしたゲーム製作の専門学校というと実のところ余り評判が芳しくないもので、

在学中にゲームらしいゲームを作る事ができずに卒業する方も珍しくありません。

 

ですがこうした実際にゲームを完成させリリースするという仕組みを作っていることは画期的と言う他無いでしょう。

これまではせいぜい学生が個人でフリーゲームとしてリリースしたり

卒業制作を学内で公開する程度しか発表の場がありませんでしたが、

AMG Gamesはそうした状況を一歩前進させることに成功しました。

 

AMG Gamesの取り組みはやる気のある学生にとってとても優れた土壌と言えます。

ここから名作と言われるゲームが生まれても珍しく無いかもしれません。

そんなAMG Gamesからリリースされた『Airtone』は時代の流れを汲む、若者の情熱がこもった作品なのです。

 

ただ、本作に学生は参加していない模様です。

開発会社はUnreal Engine 4を用いてゲーム開発をしているヒストリアとなります。

この作品をきっかけとして学生さんの活躍も期待したいところです。

 

代表的なVRデバイスに対応したおすすめVR音ゲー!

 

『Airtone』はHTC ViveとOculus Riftに対応しています。

PCを代表するVRデバイスの2つに対応しているため、幅広いユーザーに対応していると言えるでしょう。

 

気になるPSVRへの対応ですが、Twitter上でのユーザーとの対話によると

「ひ、秘密です・・・!」とのこと。

これからもしかしたらPlayStation VRへのアナウンスも期待できるかもしれません。

 

VR空間上でのリズムゲーム

 

 

音楽ゲームが全盛期となった現代ではスマートフォンでのタッチパネルを利用したものや、

ゲームセンターでの特殊な固有デバイスを使うものなど様々な形でゲームを楽しむことができます。

 

そんな中『Airtone』はVR空間上で各VRデバイスのコントローラーを使用したリズムゲームを実現しました。

 

音楽ゲームにおいて視界という要素はこれまでヴィジュアライザ上は重視されてきましたが、

完全な仮想空間で楽しめる作品と言うのは稀有と言えます。

 

完全に音楽ゲームを楽しむためだけに存在する仮想空間に包まれることにより、

これまでの音楽ゲームよりも没入感のあるゲーム体験となるでしょう。

 

全く新しいゲーム体験ができるだけでも『Airtone』には価値があります。

 

コースを流れてくるブロックにタッチ!

 

ゲームを開始すると、チューブ上に配置された幾筋ものレール上をブロックが流れてきます。

これに触れると得点となるわけです。

これは現在普及している音楽ゲームをプレイしたことがあるなら直ぐに理解できる作りと言えるでしょう。

 

近い作りの作品と言えば無機的なサイバー空間を舞台とした『Audiosurf』シリーズかもしれません。

例えるなら『Audiosurf』をもっと自由でカラフルな雰囲気にしたゲームと言えるでしょう。

 

ただ『Airtone』の場合は楽曲を自由に追加することはできず、

開発元が用意した楽曲でプレイすることになります。

 

親和性のある雰囲気が魅力のおすすめVRゲーム!

 

また、VR作品としては流れてくる音符を殴りつける『Soundboxing』や

未来感溢れるハードな雰囲気の『Audioshield』といったゲームも存在しますが、

それでも『Airtone』は独自性を失っていません。

 

日本の音楽ゲームの雰囲気を汲んでいますし、

サポートキャラクターとして美少女な「ネオン」も配置しています。

アニメ調の日本らしいVRゲームとなっています。

 

国産ゲームの底力を見せてくれるVRゲーム!

 

『Airtone』は日本の音楽ゲームの流れを汲む作品です。

VR空間上で視覚も聴覚も没入してリズムゲームを楽しむことができます。

 

楽曲はゲーム音楽を数多く手がけるノイジークロークが担当しているため

様々な良曲に出会うことができるかもしれません。

 

日本で音楽ゲームが流行しているからこそ生まれたVRゲーム、一度試してみて下さい。