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価格:1,980円(税込)[DL版のみ]
対応VR機器:HTC Vive、Oculus Rift
発売日:2016年12月16日
発売元:Q-Games Ltd.
まずはこのVRゲームのプレイ動画をご覧ください!
紹介元:Achievement Hunter様
Dead HungryってどんなVRゲーム?
Dead Hungryは次々と襲い掛かって来るゾンビ達に最高のハンバーガーを提供して、
人間の姿に戻してあげるという斬新な設定のVRゲームです。
プレイヤーはフードトラックの中にいる店員で、
用意された材料を駆使してハンバーガーを作り、ゾンビに投げつけてください。
ゾンビは見事にそれをキャッチして食べてくれますので、
良い評価を得られればあまりの美味しさから人間の姿に戻ります。
……という少々コミカルな世界観で展開される本作ですが、
ハンバーガーの提供が遅れるとゾンビがプレイヤーに襲い掛かる
緊張感は繁忙期のハンバーガー店の忙しさを見事に表現していると言えるかもしれません。
美味しいハンバーガーを作り上げよう]
本作は全30ステージの構成で成り立っており、
1ステージ選ぶとゲームスタートになります。
ステージを選ぶと、画面の端からプレイヤーがいるフードトラックに
ゾンビ達が少しずつ近付いてきますので、
素早くハンバーガーを作ってフードトラックに接触される前に投げつけましょう。
ハンバーガーを作ると言っても、材料はほぼ全てが揃っています。
レタスやトマト、肉をパンで挟むだけで完成です。
しかしレタスやトマトはそのままでもいいのですが、
肉だけはしっかり焼かなくては提供出来ません(ゾンビだけど生肉は食べません)。
肉を焼き、その間に後は肉を挟むだけというところまでハンバーガーを作っておき、
余裕があればジュースやポテトも調理しておきましょう。
自分が思う最高のハンバーガーが出来上がったら、
後はゾンビに向かって投げるだけです。
この時、必要最低限の材料だけで作られたハンバーガーよりも、
一工夫加えられたハンバーガーを提供した方が人間に戻る確率が高くなります。
ハンバーガーではなくチーズバーガーを作る、肉を2枚使ったダブルバーガーにする、
といった一工夫を加えることで攻略しやすくなるでしょう。
とはいえ、次々とハンバーガーを提供していかなければならず、
肉の焼き上がりを待たなくてはならない状況で、
1つのハンバーガーに肉を2枚も使っていいのでしょうか?
片方のゾンビは満足するかもしれませんが、
迫り来る他のゾンビを満足させるハンバーガーの用意は間に合うのでしょうか?
このように、限られた時間の中で可能な限り美味しいハンバーガーを作り、
次々と提供していかなくてはならない緊張感が本作魅力となっています。
時には美味しさを追求し、時には妥協し、見事全てのゾンビを人間の姿に戻してあげましょう。
困った時はサイドメニューで時間稼ぎ
肉を焼きバーガーを組み立てつつ足下のオーブンでピザを焼き、
フライヤーでポテトを揚げて焦げ具合を確認しつつ
ゾンビが来る前にハンバーガーを提供する……
なんて様々な動作を同時多発的にこなさなくてはならないため、
本作の難易度はかなり高めです。
研修という名のチュートリアルの時点で結構な難しさを誇るため、
最終ステージの難しさは想像さえ出来ません。
そのため、フードトラック内に存在する全ての要素を使いこなすのは後回しにして、
まず最初はハンバーガーを作って提供する、
という基本的な部分だけに集中しましょう。
VRでは自分の手と画面の手が完全連動して動くため、
両手を使って同時に2つの動作をこなすことでスピーディーに動くことが出来ますよ。
また、それでもどうしてもゾンビが到着する前にハンバーガーを作れない場合には、
サイドメニューをゾンビに投げてみてください。
ジュースを投げつけてやれば飲み干すまでは足が止まるため、
僅かながらの時間稼ぎになります。
ジュースは店頭のドリンクサーバーですぐに用意が出来るため、
隙間を見つけては定期的にジュースを作っておくと時間稼ぎになりますよ。
もちろん、簡単に作れるからといってジュースにばかり集中して、
肉を焦がしてしまったりしては元も子もないのですが……。
フードトラック内の全てがプレイヤーのフィールド
プレイヤーが動ける範囲はフードトラックの中だけです。
ゾンビは次々とフードトラックに迫って来て、
この中に侵入されたらプレイヤーがハンバーガーの代わりに食べられて
ゲームオーバーになってしまいます。
ほぼ上半身しか動かさないとはいえ、
プレイヤーの動ける範囲は少々狭く感じるかもしれませんね。
しかし、フードトラックの中は完全にプレイヤーの自由です。
この自由とは「何をしてもいい」という意味の解釈です。
一見ハンバーガーとは関係ないように見える時計をあえて具材としてハンバーガーに入れてゾンビに提供したり、
フードトラックの電球を引っこ抜いてハンバーガーの具材にしてもいいのです。
VRはプレイヤーがVRゲームの中の世界に没入するのがコンセプトですから、
ハンバーガーが題材のゲームだからといってハンバーガーだけを扱うわけではありません。
手で掴めるものはほぼ何でも掴めますから、
ハンバーガーの提供に慣れてきたらフードトラックの中で色々と遊んでみましょう。
空腹のゾンビ達にハンバーガーを提供して人間の姿を取り戻す
Dead Hungryはいかがでしたでしょうか。
開発者をして、実際にハンバーガー店で働いたことのある人なら
簡単にクリア出来ると言わせる程、実際の調理環境にかなり寄せて作られています。
ゲームを遊ぶという意味でも、ハンバーガー店の体験をするという意味でもオススメVRゲームです。