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アクション性: | ![]() |
価格:3400円(税込)[DL版のみ]
発売日:2016年10月13日
発売元:SIE
このPSVRゲームの動画をチェック!
懐かしアクションシューティングゲームがPSVRで登場!
今から15年前に、PlayStation2で発売された「Rez」というゲームはご存知でしょうか。
シューティングゲームと、音楽ゲームが組み合わされた内容ですが、共感覚をテーマに作られました。
これは、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる現象なんですが、
例に挙げると音に色や形や動きを感じるという、特殊な感覚だそうです。
製作者の水口哲也は、これをゲームに持ち込み、
ワイヤーフレームで構成されたコンピュータ世界を移動しながら敵を撃つだけでなく、
そこに音楽も加え、「演奏するように気持ちのよいシューティングゲーム」を実現し、数々の賞を受賞しました。
今回、PlayStation VR向けに新ステージ「Area X」を含めて、
リメイクし全く新しい世界を作り上げる事に成功しました。
されに、PlayStation4 Proでは、4Kテレビに対応して、さらに高度な映像表現を楽しむ事が出来ます。
Rez Infiniteのココがスゴい!
①ゲームシステム
ゲームとしては、非常にシンプルで、目の前に現れる敵にビームを放つことで倒すという
インベーダーゲームのような簡単な物ですが、
PSVRでこの世界に飛び込んでみると、とんでもなく気持ちが良いのです。
製作者も、とにかく快感を感じてもらえるようなシステムを作るべく、
VRゲームの課題であったVR酔いを防ぐため、10〜15人の製作者がチェックして、
1人でも不快感を覚えるなら、調整を行うという入念ぶりです。
そして、VRアクションだからこそ出来た自由移動でのプレイですが、
これが未知の体験を生み出します。
まるで、宇宙遊泳をしているような、ゲームの醍醐味である、
非現実を楽しむという事がこのゲームではまさにそれを体験できるのです。
また、自動的にロックオンされるので、本格的にVRシューティングゲームを楽しみたい人には
少し物足りなく感じるかもしれませんが、そんな心配はご無用です。
初期設定では、「Standard」というモードになっていて、VRで操作するにあたって
ストレスを極力軽減するような作りになっていますが、
「Dynamic」モードでは、VRゲームに慣れて歯応えあるシューティングを楽しみたい人向けの作り
になっているので、慣れてきたらモードを変えて遊んでみるのもいいでしょう。
②音楽
「ゲーム音楽って、BGMみたいなもので大して力を入れていないんでしょう?」
と思っている方も多いと思いますが、このゲームに限っては違います。
音楽とゲームの融合を目指して作られたので、15年前に発売されたRezにおいても、
一流DJが参加して音楽を手がけているので、ビームを撃つ際に、
流れる気持ちよさで自分がDJになっている気分になりました。
今回も、ゲーム音楽を手がけている人だけでなく、テク音楽のアーティストも参加して作られました。
作曲者が、実際に自分で触って、ビジュアルや操作感を確かめながら作曲したため、この仮想世界にあった曲になっています。
そして、このVRゲームをきっかけに「Hydelic」というユニットが生まれ、ライブを行っています。
数あるゲームの中でも、ここまで音楽に力を入れているものもないでしょう。
Youtubeでサントラがチェックしていので、ぜひ一度聞いてみてください。
きっと、テクノ好きも唸り「これがゲーム音楽?最高にアガる曲だね!」という思いになるでしょう。
③ビジュアル
初代のRezも、レールシューターとは言え、その世界感に圧倒されたことでしょう。
今回のPSVR移行のために作れらた「Area X」は、そうではなく、
世界の中で自在に加速したり、後ろに下がったり、左右上下へと自由に移動することが出来ます。
まるで宇宙の銀河の中を移動しているような気分を味わえる、粒子の中をすり抜ける特別な世界です。
2年ほどかけて作られたというそのビジュアルは、他では決して体験できるものではありません。
そして、体験者に言わせると、「Area X」のボスは息を飲むほど美しかった!と述べていいます。
また、このVRアクションゲームを体験した外国人の方は、それぞれ
「信じられない!この世界にもっと居たい!まるで、別の世界に来たよう!」
と口を揃えています。
ぜひ、この未知の体験を味わってみてください。