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価格:1,280円(税込)[DL版のみ]
対応VR機器:HTC Vive、Oculus Rift
発売日:2017年4月28日
発売元: COLOPL, Inc.
まずはこのVRアクションゲームのプレイ動画をご覧ください!
提供元:Cheru様
次々に現れる巨人をぶっ倒せー!
『TITAN SLAYER』は自分の背丈よりも高い巨人を打ち倒すVRゲームです。
使える武器は剣や盾や銃を装備することが可能となっています。
迫力のある演出が随所に盛り込まれているので
ゲームが終わった頃には汗だくになっているかもしれません。
かなりクオリティが高くVRゲームを遊んでいるという実感を
感じることができるでしょう。
開発会社はまさかの「コロプラ」
本作を開発したのは位置情報ゲームや『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』
それから『白猫プロジェクト』などの作品で名を馳せた「コロプラ」です。
意外かと思われるかもしれませんが、実はこれまでに卓球をモチーフとした
『Cyberpong』やミニゲーム集『DIG 4 Destruction』それから対戦格闘ゲームの
『Steel Combat』といった数々のVRゲームを手がけていたりします。
作品を積極的にリリースしていることから、
VRゲーム業界へと本格的に参入しようと言う意気込みを見てとることができる状況です。
ゲーム業界の将来像においてVRゲームが重要な立ち位置にあると予想しているのか、
それとも1つの投資なのかは分かりません。
どちらにしてもVR業界にとっては嬉しい試みです。
プレイエリア内で動き回るVRゲーム
巨人と戦うといっても本当に巨人と戦うように動き回ったとしたら、
大惨事が巻き起こります。
VRデバイスを装着したまま部屋の中を駆け抜けたら
漫画は蹴り飛ばされ、オーディオコンポは落下しラーメンのスープが吹き飛び、
ゲームが終わりデバイスを外したら号泣することになるかもしれません。
そういった事態にならないためか、
きちんと四角形のプレイエリアというものが定められています。
これはゲーム開始時に確認することになりますが、そう広い場所をとりません。
ある程度のスペースが確保できれば十分です。
装備は両肩と両腰の4箇所
巨人を倒すために使える装備は両肩と両腰の4箇所に設置することが可能です。
肩のあたりから装備を取り出すアクションを実感できるVRゲームというのは、
なかなか見られないものなので新鮮な体験となるでしょう。
また銃も装備することができますが、弾数はそう多く無いので
頻繁にリロードする必要があります。
それから盾を敵の攻撃に合わせて構えれば防ぐことが可能です。
それぞれの性能について見ておきましょう。
剣:近接攻撃ができ早く振ることで、より強力なダメージを与えることができる
銃:遠距離攻撃ができるが剣よりは威力が弱い、画面外を撃つことでリロードできる
盾:様々な攻撃を防ぐことができるが巨人の攻撃を受けるときに落下することもある
これらの装備はどこになにをいくつ装着しても良いので、
剣だけを装備することも可能です。
自分のプレイスタイルに合った装備を考えてみましょう。
回避行動で攻撃を避けることも重要
盾の項目で述べたように、盾は攻撃によっては落下してしまいます。
もし盾が無い場合に攻撃を受けてしまったら為す術が無いかというと
そんなこともありません。
体を横にずらしたり屈む事で敵の攻撃を回避することができるのです。
盾が無くなった場合のことも考えて、
回避行動を取れるようにしておくと良いでしょう。
また、回避行動をとることで本作がVRゲームであることをより
実感させてくれるでしょう。
体全体を使って楽しむというVRゲームならではのゲーム性を感じられるはずです。
眼前に迫る敵の攻撃を紙一重で回避することは
大きなカタルシスをプレイヤーにもたらしてくれます。
運動量が半端じゃない
本作は遊んでいるだけで汗だくになれるゲームです。
まず剣の攻撃方法は「早く切りつけるほど強くなる」という特性を持っているので、
腕をより激しく動かすことになります。
また、銃は弾数が少ないため頻繁にリロードしなければならず、
その度に腕を画面外へ向けなければいけません。
それから盾を弾き落とされたら盾を拾う必要があります。
また、先述したように回避行動をとることで全身の運動をすることになるわけです。
特に敵が繰り出す横なぎ払いの攻撃は屈まなければ避けることはできません。
膝を何度も曲げしゃがんだ状態にならなければいけないため、
スクワットをしているようなものです。
運動を楽しむためにこのVRゲームで遊ぶというのも良いかもしれません。
VRゲームとしてクオリティの高い作品
『TITAN SLAYER』はVRのアクションゲームとして非常にクオリティの高い作品です。
デモ作品と言われることもあるほどボリュームは少ないですが、
それを補って余りあるほど丁寧に作られているので良作と言えます。
全身を使って巨人と激しいバトルを繰り広げた後は、
シャワーを浴びたくなるかもしれません。
ゲームの未来を感じさせてくれる優秀なアクションVRゲームです。