「Volume: Coda」VRゲームで楽しむステルスアクションゲーム!

総評価:
酔いにくさ:
アクション性:

価格:19.99ドル(Volume所有者のみに無料配信)(税込)[DL版]
発売日:2015年08月18日
発売元:SIE

VR対応

まずはこのPSVRゲームの公式トレーラーをチェック!

 

ステルスアクションゲームのVRゲーム!

 

『Volume: Coda』はステルスアクションゲーム『Volume』のVRゲームバージョンとなります。

『Volume』所持者に無料配布という形でリリースされたPSVRゲームで、

ゲーム内容もほぼ同じものです。

ただ、本家『Volume』が100ステージなのに対し、

本作では30のステージとストーリーが追加されています。

 

ロビンフッドのストーリーがベース

本作『Volume: Coda』は圧政に苦しむイギリスにおいて

ロビンフッドが活躍するという昔話「ロビンフッド」をモチーフとしています。

 

時代設定は近未来で、使うのは弓ではなく軍事デバイス、

さらに敵は巨大企業のCEOという形となっているので現代版ロビンフッドと言える状況です。

 

また、主人公のRobert Locksleyは敵を攻撃することができません。

原作のような冒険活劇ではなく、スニーキングミッションをこなす盗賊といった設定なのです。

 

 

AIのAlanと共にミッションをこなしていく

 

主人公Locksleyの相棒としてAIのAlanが相棒となってストーリーは進んでいきます。

このAlanとの掛け合いも本作の1つの魅力です。

 

人間味のあるAIはスターウォーズの「C3PO」を始めとして、

近年では『Boaderlands』のClaptrapなどが有名ですが、

Alanも同様にどこか間の抜けたAIとなっています。

 

ステージ上のジェムを集めてクリアー

ゲームは見下ろし方視点の3Dフィールドを舞台としています。

ステージ形式となっていて、クリアすればスコアが表示され次のステージへ進むことができるのです。

 

敵に気づかれずにステージ上のジェムを全て集め、

出現したゴール地点へ進むとステージクリアとなります。

 

敵に気づかれ撃たれるとクリア失敗となり、

すぐさまリスタートすることが可能です。

また、敵に倒された直前からゲームを再開できるのでストレス無く遊ぶことができるでしょう。

 

敵の視界に入らないように進もう

 

敵はそれぞれ視界をもっていて、

視界内にターゲットを捉えると攻撃モードに移行するようになります。

 

本作はスニーキングゲームなので、

いかに敵の視界に入らないようにするかがクリアのコツです。

 

ただこの敵、視界にさえ入らなければ恐れる必要はありません。

視界外なら背後から後をつけても問題無いぐらいです。

 

注意点として視界は低い壁を乗り越えるので、

低い壁の辺りではきちんと壁にかがみつつ移動しなければいけません。

 

音を出して敵の動きを操る

 

通りたいところに敵が居る場合、敵を動かさなければいけません。

その場合は口笛を引いたり便所の水を流すなどして敵の注意を引き付けましょう。

 

音がしたら敵はその方向へ進みチェックしに行きます。

何も見つからない場合はまた定位置へと戻るので、

その間に移動を済ませると良いでしょう。

 

スニーキング系のゲームにおける基本的な要素ですが、

欠かせない要素でもあります。

 

また敵は視界にさえ入らなければどれだけ近くに居ても気づかないので、

ぎりぎりの場所をかすめることも多々あり

緊張感の高い状況を楽しむことができるはずです。

 

次第に道具を使えるようになっていく

ストーリーが進むと段々と使えるようになる道具が増えてきます。

例えば「Bugle」は反射する弾を射出し、最終的な到達地点で音を発する道具です。

 

これを使えば遮蔽物があっても回り込んで音を出させることができ、

敵をその方向へと向かせることができるようになります。

 

道具があることでステージ構成はより複雑なものとなり、

その解決法も多岐に渡るものとなるでしょう。

 

時にはただ単に走り抜けるだけで敵の追跡を振り切ることができる場合もあります。

道具を駆使したり思い切って切り抜けたりと、

様々な方法でステージクリアを目指すことになるのです。

 

色々なギミックが増えていく

例えば、通過するだけで大きい音が鳴ってしまう床や、

気づかれたら強く早い射撃をしてくるタレット

一定期間敵の視線を釘付けにするOddityなど

ステージ進行と共に様々なギミックが登場するようになります。

 

スニーキングミッションをメインとしたゲームなのですが、

そのゲーム性は単純なものではなくステージ進行と共に

バリエーションの豊かなものとなっていくのです。

 

遊びやすく嵌まりやすい作品

 

『Volume: Coda』及び『Volume』はスタイリッシュな雰囲気のスニーキング系のゲームです。

 

一見、硬派なVRゲームのように見えますが

AIのAlanとの掛け合いも楽しくどことなく明るい雰囲気すら漂ってきます。

 

ストーリーが進むごとに要素が増えていくため飽き難く、

また倒されてもすぐ復活できる点はストレスを溜めないゲームプレイに繋がっています。

 

少し遊ぶつもりでプレイしたら、いつの間にか嵌まっているかもしれないおすすめVRゲームです。