総評価: | ![]() |
酔いにくさ: | ![]() |
幸福感: | ![]() |
価格:未定[DL版のみ]
対応VR機器:HTC Vive
発売日:2017年内
発売元:Subdream Studios
飼いたいけれど…
かつて私達がウホウホ言っていた石器時代から既にペットは存在していました。
オオカミはペットとして飼育されるうちにイヌとなり、
ネコは穀物をネズミから守り、ウマは人間を乗せる乗り物としても機能したほど、
人間とペットには濃密な関係があります。
時代を経るとそうしたペットの機能性よりも愛玩性に注目が集まり、
現在ではただただかわいがるためにペットを飼うようになりました。
ネコやイヌはいつだってかわいらしく有名なネコには人々の注目も殺到し
1つのコンテンツとさえなる場合もあります。
人気のイヌやネコは見るだけでも癒しになり、
触れることで心理的に良い効果をもたらすことを期待して
ペットセラピーといった療法すら広まっているほどです。
ですがペットを飼うのは様々な制約がかかります。
そもそも住居がペット禁止ということも多く、
飼ったとしてもしつけ、エサやり、寿命といった様々な問題が目の前に横たわるでしょう。
そこでつい「め、面倒すぎる…」と呆然となりペット飼いたい欲はもやもやするようになるのですが、
そこで1つの解決策として「ペット飼育ゲーム」を手に入れるという方法が誕生しました。
ペットへの憧れが生んだゲーム達
ペットを飼育するゲームの起源は明確とはいえない状況ですが、
1つの指標となる作品は1995年にPF Magicがリリースした
『Catz and Dogz: Your Computer Petz』です。
これはデフォルメされたペットをコンピューター上で飼育するというものなのですが、
なかなか挙動がリアルで好評価を受け、
以降『Catz and Dogz 5』まで続くシリーズものとなりました。
日本では1996年にバンダイから携帯型ペット飼育ゲームの『たまごっち』が大流行し
社会現象となったものです。なお翌年には同社から同じ系統のゲームとして
『デジタルモンスター』もリリースされています。
時を経てセガの異色飼育ゲーム『シーマン』や任天堂による王道の飼育ゲーム
『ニンテンドッグス』といった作品も生まれました。
そしてついに2017年には年内リリース予定作品として本作『ドリーム・ペットVR』が登場するのです。
コロプラの米国子会社から独立したチーム
本作はSubdream StudiosというデベロッパによるVRゲームです。
同社は位置情報ゲーム『コロニーな生活』を軸として
様々なスマートフォン用ゲームを開発してきた
コロプラの米国子会社COLOPL NIから独立したデベロッパで、2016年に誕生しました。
コロプラ自身が大迫力アクションVRゲーム『TITAN SLAYER』や
VR格闘ゲーム『STEEL COMBAT』などのVR向けゲームをリリースしている状況なので
こうした流れは自然な事なのかもしれません。
Subdream Studiosはこれまたスマートフォン用ゲームで名を馳せた
DeNAやベンチャーキャピタルのジェネシア・ベンチャーズ並びに
韓国のファンドCongnitive Investmentから合計で1億2000万円程の
資金提供を受けて2016年に設立されました。
同社は2017年に『インベーダーゲーム』をモチーフとしたシューティング
『MEGA OVERLOAD』を同年4月にリリースし、
翌月にはタワーディフェンス系ゲームの『KINGDOM WATCHER』を発表しました。
どちらもVRゲームで、大きな問題もなく運用されています。
また複数人によるFPSとして『HELL DIMENSION』といったプロジェクトも進行中です。
ゲームジャンルに囚われず様々な作品を開発してはリリースしている状況と言えるでしょう。
そしてその進行中のプロジェクトの1つが『ドリーム・ペットVR』なのです。
2017年9月現在で判明していること
『ドリーム・ペットVR』についての情報は2017年9月末時点で余り明らかになってはいません。
年内リリースを予定してはいますが開発中なのです。
年内にはアーリーアクセスとしてPCゲームプラットフォームに発表し、
HTC Viveに対応すると明かしています。
アーリーアクセスバージョンでは3種類のイヌを飼うことができ、
イヌはカスタマイズすることができるとのこと。
また飼育するだけではなく遊ぶ事も可能となっています。
例えばVR空間上でフリスビーを投げてイヌと触れ合うわけです。
スクリーンショットから確認できる犬種は明示されていないものの
「ウェルシュ・コーギー」「ミニチュア・ゴールデン・レトリーバー」「ブルドッグ」となります。
いずれも実際にペットショップなどで扱われるような犬種です。
ドレスアップでかわいくしよう
ペットを飾り付けることができる「DRESS UP」という項目がある模様です。
飾れる項目としては以下の7項目が確認できます。
・Accessory:アクセサリー
・Clothes:服
・Hats:帽子
・Shoes:靴
・Fur:首飾り
・Glasses:眼鏡
・Perfume:香水
一番下にある香水が何を指すのか気になるところですが、
ともかくこれらの項目を設定することができる予定です。
なお2017年の東京ゲームショーでは香りを感じることができるVRデバイス
「VAQSO VR」を利用してイヌの香りを再現するブースを設置していました。
ペット飼育に憧れている方は要チェック
『ドリーム・ペットVR』はペットを飼育できる新作VRゲームとして2017年内にリリースされる予定です。
未だ情報は少ないものの、デベロッパのSubdream Studiosは開発に意欲的な新進気鋭の企業なので
その内に続報を伝えてくれるでしょう。
ペットを飼うことに憧れている方にとって要チェックなおすすめVRゲームです。