総評価: | ![]() |
酔いにくさ: | ![]() |
リアル感: | ![]() |
価格:2,500円(税込)[DL版のみ]
発売日:2016年12月22日
発売元:有限会社びんぼうソフト
人気シミュレーションゲームがついにPSVRに登場!トレーラーをまずはチェック!
ローラーコースタードリームズってどんなVRゲーム?
このVRゲームは自分の手で遊園地を経営し、
実際にオンライン上で公開することの出来る経営シミュレーションゲームです。
自分の遊園地に他のプレイヤーが遊びに来てくれたり、
逆に自分が他のプレイヤーの作った遊園地に遊びに行ったりと、
シミュレーションの枠を超えて実際に遊園地で遊ぶ楽しさが加わっています。
どこにどんなアトラクションを設置して、どんな設備を用意するのか。
お客さんの目線に立って経営を考え年間入場者50万人を目指しましょう!
自分の手でジェットコースターを作ろう
基本的に設備やアトラクションを設置して遊園地を経営していく本作ですが、
最大の目玉は自分の手でジェットコースターの設計をすることでしょう。
縦横斜め、ジェットコースターがどんな風に動きどれだけの高さから落下するのかなど、
全て自分で設計することが可能です。
適当に作ると脱線して大事故になりますので、
迫力を追求しつつ理論上運転可能なコース作りを心がけましょう。
普通に遊ぶ分にはここに線路を繋げて……とブロックを積む感覚でコース設計ができますが、
慣れてくると非常に細かい設定も可能になります。
「カルモフ」と呼ばれるシステムが搭載されており、
これが実際に建築士の方が使うようなCADソフトのような感覚でコースを設計していくことが可能です。
三次元的思考でコースを作り上げていけますので、
想像以上にリアリティのあるコースが完成しますよ。
VR視点で遊園地を歩き回れる
遊園地やジェットコースターを経営するだけのゲームならば、似たコンセプトの作品は過去にもありました。
しかし、本作はVRゲームなので、
実際に遊園地の中を歩くかのような臨場感を楽しむことが出来るのです。
自分が設計した遊園地はどんな風になっているのか、
ということを客の視点から歩き回ることができますし、
自分が設計したジェットコースターを最前列に乗車して楽しむことができます。
過激な走行をするコースを作って酔ったりするかもしれませんが……
実際に酔える程のコースを作り上げることができたのならば凄いことですね。
オンライン上に公開して他のプレイヤーが遊びに来てくれる、
というのがVRのシステムと非常にマッチしていますね。
入場口から入り、どこを歩いてどんなアトラクションに乗るのか。
自分が設計した遊園地をゲーム世界に没入する形で遊んでくれるのは、
他のシミュレーションゲームとは比較にならないリアリティのある経営となるでしょう。
遊んだ遊園地には評価を付けられますので、
遊びに来てくれたお客さん(他のプレイヤー)が5つ星を付けたくなるような遊園地を目指して頑張りましょう。
酔いに弱い人は注意しましょう
本作の長所でもあり短所でもあるのですが、アトラクションは全て本物の遊園地にかなり寄せて作られています。
そのため、VR視点だと実際のアトラクションに乗っているかのように錯覚し、
酔ってしまう人はすぐに酔います。
上手い人が作ったジェットコースターに乗ると、
本当に身体が落下する浮遊感や左右に揺さぶられる感覚がする程です。
そのため、臨場感があると言えば良いのですが、
その分苦手な人にはとことん合いません。
実際の遊園地じゃ酔って遊べないけどVRゲームなら……
という方が手を出すのはあまりオススメできないでしょう。
実際のアトラクションで酔う方ならば本作のアトラクションでも酔いかねません。
一応、初期設定では「不快感を起こす可能性が高いアトラクションへの乗車」は禁止されており、
設定で解除しないと乗れないよう警告されます。
ご自身のVRへの没入感と乗るアトラクションを考えてから設定を解除してください。
子供用のアトラクションも堪能できる
動きの派手なアトラクションやジェットコースターばかりが注目されがちな本作ですが、
実際は遊園地に搭載されている要素は全て堪能することが可能です。
身長制限でアトラクションに乗ることができない子供用の、ボール入れとかですね。
こういった動きの少ないアトラクションも存分に遊べますし、
ジュースやお土産を購入するといった疑似体験も可能です。
まさに気分は本物の遊園地でしょう。
ゆったりしたアトラクションも結構な数用意されていますので、
童心に帰ってそういったアトラクションで遊んでみるのも面白いかもしれませんね。
ローラーコースタードリーム、いかがでしたでしょうか。
遊園地の設計から中に入っての遊びまで、
遊園地のあらゆる要素の作った作品ですので是非とも遊んでもらいたい一作です。
アトラクションの派手さから酔う危険性があるものの、
VRとの相性は非常に良く、歩き回っている内に思わず本物の遊園地に来ているのかと錯覚するほどでしょう。
休日に子供を遊園地に連れていけないお父さんが、
子供に自分の作ったジェットコースターを体験させてたりすると微笑ましいですね。
国内外問わず、多くのプレイヤーがオンライン上に自分の遊園地を公開していますので、
設計が面倒だという方でも様々な遊園地を遊ぶことができますよ。