「星の欠片の物語、ひとかけら版」VRの特性を最大に生かしたPSVRゲーム!

総評価:
酔いにくさ:
アクション性:

価格:未定
発売日:2017年春
発売元:メディアスケープ

VR専用

 

星の欠片の物語、ひとかけら版は、全てはVRのためにというコンセプトの元、

作られたVRゲームソフトとなっています。

VRという装置は、映像を視るというポイントは、得意な分野と言えるでしょう。

逆に、ゲームの中にいるプレイヤーを動かしたり、物を掴んだりといった行動は、

物を視るといったコンセプト持つVRには、不得意な分野と言えます。

 

そのようなVRでは難しい行動を、ゲーム内でも制限してしまおうといったVRゲームが、「星の欠片の物語、ひとかけら版」です。

星の欠片の物語、ひとかけら版では、基本的にプレイヤーは行動できません。

貴方は視線のみを使って、ヒロインに行動を促して下さい。

PSVRという装置を利用して、ヒロインを星の欠片という孤独な世界から救ってあげましょう。

 

コンセプトはVRにできない事をしない!

 

星の欠片の物語、ひとかけら版は、VRにできない事をしないというコンセプトで作られています。

そのため、ゲーム内でプレイヤーは、ヒロインに認識はされているようですが、話しかける事はできません。

逆に、ヒロインの喋っている言葉はプレイヤーに伝わってきますが、

PSVRゲーム内に存在する物には触れられず、ヒロインに触る事さえできないようになっています。

 

更には、プレイヤーが移動するといった単純な行動でさえもVRゲーム内では制限されているため、

基本的にVRゲーム内でプレイヤーができる行動は、VRを利用した視線による誘導だけです。

 

星の欠片の物語、ひとかけら版において、プレイヤーはヒロインに視線で指示を促す行動がメインとなります。

VRでできない行動は、ヒロインが代わって行動するようになっているでしょう。

 

星の欠片の物語、ひとかけら版では、VRという装置を使って

ヒロインを救い出さなければならないといった、没入感を味わえるようになっています。

 

また、プレイヤーはその場から移動ができないため、

VR酔いをしにくい「よわないVRゲーム」といった点も、

「星の欠片の物語、ひとかけら版」のセールスポイントと言えるでしょう。

 

プレイヤーの視線で謎を解く

 

星の欠片の物語、ひとかけら版において、

プレイヤーは視線でヒロインに行動を促す際にも、注意しなければならないポイントがあります。

 

それは、視線を向ける対象物です。

星の欠片の物語、ひとかけら版において、視線を向ける先は主に3つ。

近距離であれば、ヒロイン。

中距離であれば、ギミックに対応した物体。

遠距離であれば、他の星。

以上3つ要素に視線を合わせて、謎を解いていく必要が有ります。

 

もちろん、謎によっては、対象物に合わせて視線を使い分ける必要が出てくるでしょう。

星の欠片の物語、ひとかけら版は、物語を進めるために対象物を見分けるといった、

VRゲームにしかできない要素を活かしている作品と言えます。

 

物語は少女と共に

 

星の欠片の物語、ひとかけら版のストーリーは、

星の欠片という孤独な世界に取り残された一人の少女から話が始まります。

 

星の欠片に残された少女は、誰からも認識されない、孤独な空間で一人ぼっち。

そんな少女の前に、別の世界から干渉してくる特異点が現れました。

その特異点こそが、別の世界を覗ける装置、VRを持った貴方です。

ただし貴方は、少女に認識してもらえるだけで、少女に話しかける事も触る事もできません。

 

更には動く事さえできずに、視るといった行動だけが可能となっています。

果たして、視るという行動だけができる貴方は、少女を孤独な空間、

星の欠片から脱出させられるのでしょうか?

 

ヒロインの少女 見た目は幼いが……

 

星の欠片の物語、ひとかけら版は、可愛らしいヒロインにも注目しなければなりません。
白く長い髪を持った少女は、人間に近い体を持ちながらも耳は長く、

ファンタジー世界に存在するような服を身に纏っています。

 

一目見ると幼さを感じさせる少女といった印象を受けますが、

喋り方は歳を取っているような感じになっています。

 

少女は地球の人間ではないため、歳の概念はあまり関係ないのかも知れません。

「星の欠片の物語、ひとかけら版」は、VRにために作られたといった

ゲームコンセプトが注目されるVREゲームとは思いますが、

ヒロインとなる少女の魅力も素晴らしいと言えます。

 

特に、プレイヤーの周りをウロウロするような動きやプレイヤーを見つめる仕草は、

可愛らしいと思うと同時に愛おしさを感じてしまうでしょう。

 

喋り方は歳を取っている感じなのに、容姿や仕草は少女のようで可愛らしさを感じる。
また、顔に似合わない出るところは出ている体つきも、

少女のチャームポイントと言えるでしょう。

 

そんな容姿と喋り方、体つきにアンバランスな印象を持てるヒロインは、

「星の欠片の物語、ひとかけら版」における魅力の1つとなっています。

 

星の欠片の物語、ひとかけら版は、VRのために作られたVRゲームとなっています。

プレイヤーにできる行動は、VRの特化した機能である、視るという事だけ。

他の行動は、ヒロインに頼るしかありません。

視線を使い分けて、少女に謎を解かせて、無事に星の欠片から少女を救い出して下さい。

一人ぼっちになった少女を救えるのは貴方しかいません!