「Project LUX」人気ラノベ作家と人気声優がタッグ!リアルで可愛い女の子がたまらん・・・!

総評価:
酔いにくさ:
リアル感:

価格:2,480円(税込)[DL版のみ]
対応VR機器:HTC Vive
発売日:2017年03月31日
発売元:Sekai Project

VR専用

まずはこのVRゲームのPVをご覧ください!

 

Spicy Tailsがお届けするVRゲーム

 

Project LUXはSpicy Tailsの支倉凍砂氏が主宰する同人ゲーム制作サークルが作成した、
体験型VRゲームです。

 

2016年の年末にヲタクの祭典「コミックマーケット」で先行発売され、

一気に話題となったVRゲームです。

 

本作の主人公であり、メインヒロインの「ルクス」は可愛らしい女の子です。

容姿もさることながら、声優はあの人気アニメ「干物妹!うまるちゃん」

主人公役のうまるちゃんの声優を勤めた田中あいみさんです。

 

表情豊かなキャラの顔と、VRならではの臨場感を感じれる3Dの動きや仕草が、

さらにプレイヤーの感情移入を促進します。

 

VR界では新規参入の少ないストーリー体験型のまるでラノベを

VRで体験するような新感覚のVRゲームです。

 

また支倉凍砂氏は人気ラノベ「狼と香辛料」でも高い評価を受けており、

今作の出来映えも各方面から高い評価を受けています。

 

発売数ヶ月後のランキングでトップを取るなど、話題の的となっています。

 

ストーリーは電脳化が進む未来の世界

 

本作のストーリーは電脳化が進む未来の世界を舞台としています。

人類の大半は電脳化されおり、人里離れた場所にある家に住んでいるルクスは、
まだ人間のままです。

 

そこにプレイヤーであるエージェントが訪れ、ルクスの喜怒哀楽の感情を元に、

創作をお願いするというストーリーです。

 

はじまりはプレイヤーの記憶の追体験という形で始まり、

主人公(プレイヤー)であるエージェントは裁判にかけられており、被告の容疑は…殺人。

 

エージェントとしてルクスの元に行き、

人々の感情を電脳用データにするためにルクスに協力を依頼するプレイヤーは

何をしたのか?

ストーリーが展開するに連れて、物語の核心に迫っていきます。

 

作者の支倉凍砂氏いわく、

”物語の核心部分は,自分がVRを体験したうえで発見した“盲点”を突いた,

VR的叙述トリックになっています”

と公式に発言しており、ラノベやアニメでは体験できない

VRゲームならではの手法を用いて物語に深みを出しています。

 

キャラのモーション担当も田中あいみさん本人!

 

本作のヒロインであるルクスは見た目も可愛いですが、

動きや仕草もキュートて二次元キャラが目の前にいる臨場感

ゲームの発展の可能性を感じさせます。

 

しかも、なんとキャラのモーションはすべて

ヒロインの声優である田中あいみさん本人がモデルとなってキャプチャーをとったとのことです。

 

つまり、声も動きも田中あいみさん本人です。

ファンにはたまらない一品であること間違い無しです。

 

プレイ中はルクスが立ったり座ったり、動き回ったりするので、

従来のストーリー系ゲームのように一面的な描写や場面ではなく、

常に臨場感の高い物に出来上がっており、

プレイヤーの没入感を促進させるような内容になっています。

 

アニメの世界に入り込んだ感覚とはまさにこのことなのでしょう。

世界観も温かくふんわりとした色調の世界なので、

他のVRとは違った非日常感を体験することができます。

 

ゲームというよりは小説の世界

 

Project LUXは頭を使うゲームではなく、

ストーリーメインで、プレイヤーがアニメ映画の世界に入り、

主人公視点でストーリーを体験するような感覚です。

 

ゲーム全体の8割から9割はヒロインのルクスとの会話で、

プレイヤーはたまに選択肢を選ぶのみで、

このゲームの本質としては完全に内容を重視しています。

 

ただ、それ故に物語自体にはこだわりが感じられ、

プレイしているうちに自然とストーリーに引き込まれていきます。

 

とくに激しい動きなどはないため、長時間プレイしていても

問題なくプレイでき、ストレス無くゲームの中の世界に没入できます。

 

酔わないVRゲームといえるでしょう。

 

注目すべきはゲームのストーリー、そしてヒロインの動きや表情、

ゲーム自体の世界観でしょう。

 

複雑な動きが無く、プレイヤーが主に行動するのも、

ヒロインのルクスが住んでいる家の中なので、

場面の移り変わりはそれほど多くありません。

 

なので、プレイを続けているうちに

その空間に愛着さえ湧いてくるような感じもします。

 

Project LUXの総評

 

あまり書くとネタバレになってしまうので

詳しくは描けませんが、作者の支倉凍砂氏の発言通り、

「VR的叙述トリック」が仕掛けられており、文字だけでなく、

実際にVRで体験した人にしか分からない表情や文脈から読み取れる心情などが

ゲームを通して体験することができます。

 

そして何より声優である本人がモーションキャプチャーしているので、

言葉と動きに不自然さがなく、プレイしている方も自然と物語に引き込まれていきます。

 

 

プレイのほとんどは物語の鑑賞ですが、

所々において発生する会話の分岐点があり、

公式には「マルチエンド方式VRアニメ」と表現されています。

 

VRとしては新しく数少ない試みで、

それを「狼と香辛料」を作成した方々が手がけられているので、

そのクオリティは文句無しです。

 

改善点としては、キャラの数や、

プレイヤーに出来ることが増えると良いかなと思いましたが、

公式に発表されている中では

新しい作品の作成も行なっているとのことなので、

今後に期待したいところです。