総評価: | ![]() |
酔いにくさ: | ![]() |
ライブ感: | ![]() |
価格:500円(税込)[DL版のみ]
発売日:2016年10月13日
発売元:共同テレビジョン
この鑑賞ゲームについて
日本驚嘆百景 白亜の要塞〜姫路城〜はPlaystationVRで遊ぶことが出来るVR体感トラベルゲームです。
姫路城といえば日本で最も美しいといわれているお城であり、
昔から現在に至るまでその美しさに魅了されてファンになった人も多いお城といえます。
姫路城(ひめじじょう)は、兵庫県の姫路市にある日本の城。江戸時代初期に建てられた天守や櫓等の主要建築物が現存し、国宝や重要文化財に指定されている。また、主郭部を含む中堀の内側は「姫路城跡」として国の特別史跡に指定されている[8][9]。また、ユネスコの世界遺産リストにも登録され[10][11]、日本100名城[12]などに選定されている。別名を白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう。詳細は名称の由来と別名を参照)という。 wikipedia参照
しかし兵庫県にあるため、遠方の方はなかなか行くことが出来ない人も多く、
今まではテレビやDVDといった平面的な画像のみでしかその魅力をうかがい知ることが出来ませんでした。
しかしこの日本驚嘆百景 白亜の要塞〜姫路城〜に関しては
VRの持つその能力を最大限に生かしたといえる360度見渡せる風景を楽しむことが出来、
本来であればそこに行かないと見ることの出来ない姫路城の外観から内部までをまるで
自分の目で見ているかのようにVRを通して体感することが出来ます。
ナレーションには実力派声優の山崎岳彦氏を起用しており、
山崎氏の落ち着いた声による臨場感溢れる説明を聞くことができます。
VRを通してみることが出来る姫路城の風景と、
山崎岳彦氏のナレーションの相性も抜群で、
本当にその場に行って姫路城を見ているかのような感覚に襲われます。
日本驚嘆百景 白亜の要塞〜姫路城〜があればわざわざ姫路城まで行くことなく
その魅力を体感することが出来ますし、
テレビなどで見ているよりもさらに実体験に近い形で姫路場内を探索できますので
より一層姫路城のことに詳しくなることが出来ます。
共同テレビジョンの製作なのでその映像は全く問題ありませんし、
とても美しい姫路城の外観と普段は見ることが出来ない
姫路城内部をじっくりと見て歩くことが出来ます。
このゲームを通じて姫路城に興味を持つことも出来ますし、
第一弾としてこの日本驚嘆百景 白亜の要塞〜姫路城〜が発売されているので
さらに第二弾、第三弾と他のお城などのシリーズが発売されるのも楽しみです。
また、VRゲームにつきものの「VR酔い」についても
この鑑賞ゲームでは心配なく、どなたでも楽しんでいただけます。
ゲーム性について
ただ、VR体感トラベルゲームとしては非常に秀逸であり完成されたスタイルのゲームとなっていますが、何度も繰り返し楽しむことが出来るゲームではありません。
360度見渡せるスタイルになってはいますが基本的にはナレーションと指示通りに進むことしか出来ない一本道スタイルのゲームとなっているので、一度このゲームを体感してしまうと2回目以降は驚きなどが大きく半減してしまうことになります。
これは収録されている映像のボリュームも関係していますがこの点はVRトラベルゲーム全般に言えることだと思いますので日本驚嘆百景 白亜の要塞〜姫路城〜だけの問題ではないのですが、何度も繰り返し遊ぶのに適していないのは少々残念だと感じます。
追加で歩き回れる場所や見ることが出来る場所が増えるとさらに楽しくこのゲームをプレイできるのではないでしょうか。
ゲームと言うよりはなかなか行くことのできない場所を体感するためのものと割り切ることも必要なのかもしれません。
最後に
価格は500円と非常に安価なのでその点に関しては非常にリーズナブルで買い易い価格に抑えられていると感じました。
逆に考えればVRトラベルゲームなので500円以上だと少々価格が高すぎると感じるので適性価格に抑えてある、500円程度がこのゲームの価値なのかもしれないとも感じました。
お城に興味が無い人には全くお勧めすることができませんし、お城ファン専用のゲームになっていると感じられました。
唯一ナレーションに関しては視点に応じて説明をしてくれるので飽きることなく最後まで楽しむことが出来ると思います。
もしナレーションが無かったらすぐに飽きてしまう可能性もあるので、山崎岳彦氏のナレーションの秀逸さを感じられました。ゲームとしてではなく姫路城を堪能するということに限ってしまえばこれほど良いソフトも無いと思います。
自分視点でお城を見れるのも今までにはない体験ですし、VRならではの新感覚の経験だと感じました。