「How We Soar」不死鳥になってVR世界を飛び回る!

総評価:
酔いにくさ:
アクション性:

価格:2,499円(税込)[DL版のみ]
発売日:2017年03月03日
発売元:Penny Black Studios LTD

VR専用

まずはこのおすすめPSVRゲームの公式トレーラーをご覧ください!

 

おすすめPSVRソフト「How We Soar」とは?

 

How We Soarは不死鳥になって広大な世界を飛び回るVRゲームです。

世界はすべてペーパークラフトで構成されており、

プレイヤーが操る不死鳥がオブジェクトの側を通ることで

本当の姿を現していくというシステムになっています。

 

 

不死鳥が近づく前はオブジェクトは白色でどんな形をしているのかが分からないようになっています。

しかし不死鳥が近づけば、オブジェクトは色を取り戻し、

一体どういう形のものだったのかが分かるのです。

 

たとえば草原だったり滝だったりということが近づけば分かるようになっています。

紙で構成されているため、本当の姿を現すときの動作もまるで飛び出す絵本のような感じとなっています。

いわゆる仕掛けが起き上がるといった感じで色が変化し、形を変えていきます。

 

ストーリーは色を失った世界に色を取り戻していくといったもので、

世界は現実世界ではなく、ある作家の記憶と意識によって形作られています。

 

プレイヤーは現実と空想の世界を飛び回り、

隠されたストーリーや謎を解き明かしていくことになります。

 

ただ飛び回ればいいというわけではなく、謎解き要素も存在しているため、

飽きることなく楽しむことができるでしょう。

 

この世界で最初から色を有しているのはプレイヤーの操る不死鳥だけです。

 

不死鳥の背中に乗った視点からPSVRゲームをプレイしていくことになるため、

人によってはVR酔いが起きるかもしれません。

 

ですが美しいグラフィックの世界を飛び回る爽快感は他のゲームの比ではなく、

酔うからといってプレイしないのは非常にもったいないと言えるでしょう。

 

このPSVRソフトに登場するステージは全部で12種類

 

How We Soarのステージは全部で12種類となっています。

現実世界のステージは作家の周囲を描いており、

そして空想世界のステージでは作家の空想や内面が描かれています。

 

ステージごとに世界の雰囲気や印象は異なり、

特に後者のパターンは幻想的で非常に美しいステージになっていると言えます。

 

クリアの方法はステージごとに異なっていますが、

飛んでいればおのずと分かることでしょう。

 

というのもこの世界にはリングが配置されており、

これをくぐることでステージに隠された仕掛けが展開するようになっています。

 

オブジェクトの仕掛けが展開されると、今度は新たなリングが増え、

さらに色のついた玉が現れます。

この色つきの玉を集めるとストーリーを進めることができます。

 

これがこのVRゲームの一連の流れになります。

一見単純に思える作業ですが、この世界には様々な謎や物語が隠されているため、

そう簡単にいくわけではありません。

 

それにステージごとに仕掛けやストーリーも違うため、

やりこみ要素は十分にあると言えるのです。

 

 

色のないグラフィックも美しいですが、

色がつき本当の姿を現した世界もそれはそれで美しいものとなっています。

 

ただVRゲームをクリアするためにプレイするのではなく、

広大な世界を優雅に飛び回ってみるのも一つの楽しみ方と言えるでしょう。

 

またこのPSVRゲームではただステージをクリアする以外にもトロフィーを集める楽しさがあります。

 

ステージをクリアしてもトロフィーは手に入りますが、

もっと多くのトロフィーを集めるなら、

すべてのオブジェクトに色をつける必要があります。

 

How We Soarではステージをクリアするだけなら、すべてのオブジェクトに色をつける必要はありません。

 

しかしステージすべてに色をつけるというのも楽しい作業ではあり、

自らの手で世界を呼び覚ましているという感覚を味わうことができるため、

ただステージクリアのために動くのはもったいないと言えるかもしれません。

 

色をすべてつけることができればトロフィーもゲットできますから、

自分にあったプレイスタイルで楽しんでみてください。

 

操作性が単純でリアル

 

How We Soarではコントローラーを使って不死鳥を操作していくことになります。

スティックで方向を決めて移動し、LとRボタンで加速と減速ができます。

 

自分が操作しやすいスピードに調整してゲームをプレイするのが良いと思われます。

これだけなら普通にゲームを操作しているのと変わりありませんが、

最大の違いがコントローラーを振るということです。

 

プレイヤーは不死鳥そのものを操作しているより、

背中の上から指示を与えているという形になっています。

 

指示は手綱で与えているという形になっており、

馬を操る騎手に近いものがあります。馬をダッシュさせるためには手綱を振りますよね。

 

このPSVRゲームでも手綱を振れば、不死鳥がダッシュするようになっています。

その手綱の役割をするのがコントローラーであり、

振るという動作だけで加速させることが出来るのは非常に面白い試みと言えるでしょう。

 

振るという動作自体は直感的にできるため、ここぞというときの切り札になります。

たとえばストーリー展開に関係する小鳥を捕まえるときなどです。
こうした操作性があることによって、How We Soarの世界観により没頭できることでしょう。