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steam価格:7,980円(税込)[DL版のみ]
対応VR機器:HTC Vive
発売日:2017年12月12日
発売元:Bethesda Softworks
まずはこのおすすめVRFPSの公式トレーラーをご覧ください!
「Fallout 4 VR」ゲーム概要
「Fallout 4 VR」は、2017年12月12日にPC版での発売が予定されているVR版の「Fallout 4」です。
対応VR機器は被追跡モーションコントローラーの「HTC VIVE」となり、
従来の操作方法が一新されたViveゲームとなります!
国際的なゲームの祭典である「E3 2017」や「東京ゲームショウ 2017」には
本作の試遊版ゲームが登場して話題を呼びましたが、
本作では操作方法を一から覚えなければならない為、
「Fallout 4」発売直後からプレイを続けているヘビーユーザーでも
最初は手こずるかもしれません。
尚、現時点では日本語ローカライズ版の発売については目処が立っていない状況ですが、
何とか2017年中の配信を期待したいところです。
新たな操作方法を持つVR専用機器「HTC VIVE」について
「Fallout 4 VR」をプレイする際に必要とされるVR専用機器としてその名が挙がっているのが「HTC VIVE」です。
110度の視野角を持つ本製品は、数あるVRヘッドセットの中でも
最高級の部類に入るVR専用機器で、
左右の手で使用するコントローラーを使ってVR専用のゲームを
プレイする仕組みになっています。
2160×1200ピクセルの解像度と90Hzの高リフレッシュレートを持っているので、
滑らかな映像体験を得る事が出来るという点がポイントの本製品ですが、
発売当初から値下がりしたとは言え現時点でも購入すると10万円近くは掛かるので、
一般的には手が出しにくい高級な製品であることは確かです。
「Fallout 4 VR」での操作方法
「HTC VIVE」には左右用のコントローラーが付属しますが、ボタンの配置は独特なので、
ゲームパッドで「Fallout 4」をプレイしてきた人でも操作のコツを掴むのは容易ではありません。
デフォルトのキーコンフィグ設定の場合、
単純な移動に関しては左コントローラーのトラックパッドで操作を行うようになっており、
ダッシュをしたい場合にはトラックパッドをダブルタップする
という操作が必要になります。
また、「Fallout」シリーズでお馴染みの「Pip-Boy」を開く場合には、
左コントローラーのトラックパッドの左右いずれかを
スワイプする操作方法を用いる事になります。
このように、以前とは全く違った操作方法を身に付けなくてはならないのが
「Fallout 4 VR」唯一の難点だと言えるでしょう。
Playstation VRでの発売が決定している「Skyrim VR」がそうであるように、
汎用型コントローラーにも対応してくれれば良いのですが、
現時点ではまだ何も発表されていない状態です。
収録は本編のみ。DLCは収録を見送り
同時期に発表された「Skyrim VR」は全てのDLCを収録する事が
公式にアナウンスされてファンを喜ばせましたが、
「Fallout 4 VR」では「Automatron」「Wasteland Workshop」「Far Harbor」
「Contraptions Workshop」「Vault-Tec Workshop」「Nuka-World」
の計6種類のDLCは収録を見送られる事になりました。
無論本編の舞台である連邦全域のマップだけでも十分な広さを持っており、
メインストーリーを進めていくだけでも十分な満足感を味わう事が出来る本作なのですが、
DLCの拡張コンテンツに慣れてしまった人は物足りなく感じるかもしれません。
霧に包まれた「Far Harbor」への船旅をVRで体感出来ないのは少々残念です。
コア・コンテンツのみの収録となっている本作ですが、
本編だけでも膨大なプレイ時間を要する「Fallout 4」をそのまま
VRゲームへ移植してきたという快挙は讃えるべきでしょう。
VRゲーム化に際しては複雑なシステムをオミットし、
単純なシューティングゲームに変えて出す事も出来た筈ですが、
あえて本来のゲームシステムを壊す事なく移植し、
VRでの体験を可能にした「Fallout 4 VR」は、
近年稀に見るVRゲームの大作だと言えます。
「Fallout 4 VR」は、こんな人におすすめVRゲーム
VR向けに画質が最適化されている本製品ですが、
プレイ中はテクスチャやエフェクトの違いはそれほど気にはならない筈です。
今まではディスプレイ越しに見ていた本作の舞台「連邦」に降り立つという
驚異のVR体験は、ゲームへのさらなる没入感を与えてくれる事でしょう。
VR化していない状態の「Fallout 4」でも、
強敵「デスクロー」に捕まえられた際の演出などには眼を見張るものがありましたが、
それがVRで体験出来るとなると、
戦闘時にはより一層の迫力と恐怖が加わる事は想像に難くありません。
「HTC VIVE」の高額な価格設定がユーザー参入時に最大のネックとなりそうですが、
「Fallout 4 VR」は「連邦」をバーチャルに彷徨ってみたいプレイヤーには
とても魅力的なおすすめVRゲームだと言えるでしょう。