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steam価格:無料[DL版のみ]
対応VR機器:HTC Vive、Oculus Rift
発売日:2016年07月15日
発売元:Lightspeed Studios
まずはこのOculusゲームのトレーラー動画をご覧ください!
VR FunhouseってどんなVRソフト?
VR FunhouseはNVIDIA開発によるVR専用のデモソフトです。
ただのVRのデモソフトではなく、物理演算を取り入れているのが最大の特徴です。
物理演算を導入することで、
仮想世界におけるオブジェクトの動きがリアリティのある挙動になっています。
プレイヤーだけでなく、仮想世界の物体も現実に即した動きをしてくれるため、
リアルなプレイを体感することができます。
さらに本作では振動機能を取り入れることにより、
物体に触れたときに感覚が生じるようになっています。
たとえば何かにぶつかったとしたら、
振動によってぶつかったという感覚を味わうことができるというわけです。
こうした物理演算と振動の2つの要素を導入することで、
仮想世界をただの映像ではない世界として表現することに成功していると言えるでしょう。
そんな本ソフトは物理演算を使った多種多様なデモを集めたミニゲーム集です。
デモと銘打っていますが、実際にはミニゲーム集として十分なクオリティを誇っているため、
ミニゲームが好きな人には堪らない作品になっていると言えます。
遊び方は簡単
VR Funhouseの操作はそう難しくはありません。
両手にコントローラーを持って、画面の指示に従ってプレイするだけです。
ボタンを押して操作するタイプではなく、
プレイヤー自身が体を動かして遊ぶタイプのゲームであるため、直感的な操作が可能です。
操作がシンプルだからこそゲームの中に没頭しやすいという特徴も備えており、
ゲーム初心者でも十分に楽しめる作品です。
また本ソフトを起動した際、操作に慣れるための練習画面が出てきます。
この画面では掴む、投げるなどの本ソフトを遊ぶための基本的な動作を練習できます。
練習モードではありますが、この画面でも本ソフトも片鱗を楽しむことはできるので、
このチュートリアル自体も1つのデモになっています。
ただし本ソフトは基本的に体を動かして遊ぶVRゲームなので、
狭い場所では思うようにプレイすることは難しいです。
ですのでプレイ時はスペースを広く取ることが推奨されています。
多種多様なミニゲームデモ
VR Funhouseでは数多くのミニゲームが用意されています。
では具体的にどのようなミニゲームがあるのかというと、
1つはIntroductionという的当てゲームです。
これは本ソフトを起動したときに最初に表示されるデモで、
ボールを陶器の的に当てるという単純なゲームです。
ですが物理演算により、単純にボールを投げるだけでも力加減や
コントロール力が要求される少々難しいゲームになっています。
的当てのデモは他にもあり、萌える矢を放つFire Archerや二丁拳銃で射撃を楽しむShooting Galleryなどがあります。
Fire Archerは弓矢を引いて打つ動作がリアルなものになっていて、
まるで本当に弓矢を打っている感覚になれるのが見所の1つです。
Shooting Galleryでは両手に持ったコントローラーが拳銃になるため、
直感的な操作で射撃を行えます。
他にも周囲を飛び回る風船を剣で叩き割るBalloon Knight、
シンプルにハンマーでモグラを叩くWhack a Moleなどがあり、
実にバリエーション豊富なラインナップになっています。
どのミニゲームデモもプレイヤー自身の動きが反映されるため、
直感的な操作で楽しむことが可能で、
ゲームでありながら体を動かすスポーツ的な一面を持っているのも
本ソフトならではの魅力だと言えるでしょう。
オリジナルデモも作成可能
VR FunhouseはMODを作成するための専用のキットが公開されています。
このツールを使用すれば、誰でも本ソフトのオリジナルデモを作成することが可能です。
ただでさえバリエーションの豊富なデモが用意されているのに、
それに加えてオリジナルのデモを作成しプレイすることができる点も本作の魅力だと言えます。
また専用キットがあるとはいえ、作るのは難しいという方もいるでしょう。
ですが数多の開発者たちが、VR Funhouseで使用できる独自のMODを公開しているため、
ただプレイを楽しみたいという人も十分にMODの恩恵を受けることができます。
もちろん既存のデモに手を加えてプレイすることも可能になっているため、
ユーザーのアイデア次第で遊び方は無限に広がるといっても過言ではないでしょう。
オープンソースも公開中
VR FunhouseはVRゲームでは珍しくオープンソース化されていて、
開発者が自由に改良できる点も特徴の1つです。
MODと同様に多くの開発者がオープンソースを利用して独自のデモを制作しており、
スキルさえあれば誰でも思い通りの改造が可能です。
このオープンソース化により、このVRソフトはゲームをプレイする人のみならず、
VRを研究している開発者からも注目を集めています。
このように本ソフトはVRの新たなステージを開拓したと言えるかもしれません。